「リッチメニュー」とは、LINE公式アカウントのトーク画面の下部に画像で表示されるメニューのことです。トークルームの画面を大きく占有するためユーザーの目に留まりやすく閲覧頻度も高いため、運用目的に合わせて設定することで高いクリック率や誘導効果が期待できます。ポチコでも予約を取るための独自のリッチメニューを用意していますが、実は自前のリッチメニューを設定できることを知らなかった、今後リッチメニューを自社の設定にしようと作り方や設定方法を探しているところだった、もしくは既に設定しているけど参考にできそうなデザインや設定のコツなどを知りたいと思っていませんか?本記事では、リッチメニューの作り方に加えて、活用のポイント、コツと注意点を詳しく解説しています。目次リッチメニューとは?「リッチメニュー」は、トーク画面下部(キーボードエリア)に固定で表示されるメニュー機能です。リッチメニューには、クーポンやショップカードなどのLINE公式アカウントの機能のほか、ホームページやオンラインショップ、予約サイト、SNSなど、外部サイトへのリンクを設定できるためさまざまなアプローチが可能です。ここでしっかりと機能と活用方法を理解して、集客や販売促進に活用しましょう!リッチメニューを活用する3つのメリットメリット1:無料で利用できるメリット2:メッセージ通数を消費せずに、コンテンツに自然に誘導できるメリット3:高い確率でクリックしてもらえる無料で利用できるリッチメニューを活用するメリットの1つめは、誰でも無料で利用できることです。2019年4月にLINE@がLINE公式アカウントに統合されたことにより、アカウントの種類や料金プランを問わず、無料で制限なく利用することができるようになりました。(LINE@で料金プランがフリープランの場合、リッチメニューは利用できませんでした)現在ではリッチメニューは全てのプランで利用可能となり、追加料金もありません。メッセージ通数を消費せずに、コンテンツに自然に誘導できるリッチメニューはメッセージとは別にトーク画面の下部に固定表示されます。トーク画面をスクロールしても画面内に表示され続けるためメッセージの配信に埋もれることはありません。そもそもLINE公式アカウントの運用の際、料金プランによってメッセージ配信ができる通数に制限があり通数が足りなくて伝えたい情報が伝えられない・・・などメッセージ配信によってコストが増えてしまうことが大きな足枷になっている方も多いかと思います。しかし、ユーザーが常に目にするリッチメニューにホームページやSNS、予約サイトなどの伝えたい情報を掲載することでメッセージを配信しなくても、自然に誘導したいコンテンツに遷移させることができます。また、リッチメニューは設定を何回でも変更することが可能で掲載期間なども設定できるため、期間を限定してキャンペーン情報を掲載したりと、必要な時に必要な情報を打ち出すことでユーザーの興味をひき、メッセージの通数を使わずにユーザーに情報伝達が可能となり結果的に大きな誘導効果が期待できるでしょう。高い確率でクリックしてもらえるリッチメニューはアカウントの看板です。トーク画面の大きな部分を占めるリッチメニューは真っ先にユーザーの目に触れるためクリックしてもらえる確率が高いです。もちろん魅力的なデザインやキャッチコピー、ホームページや予約ページ、クーポンを遷移先に設定するなど導線を整備することが必要にはなりますが、活用してもらえる確率が高い機能だからこそ、時間やお金をかける価値があるのです。%3Ca%20id%3D%22menu-content03%22%20name%3D%22menu-content03%22%3E%3C%2Fa%3Eリッチメニューの作り方 ~事前準備編~リッチメニューを作る前に事前準備を行いましょう。リッチメニューでは、メニューごとにアクションを設定できます。まずはメニューの数とメニューに設定するアクションを決めましょう。リッチメニューは、以下12個のテンプレートの中から好きな表示形式を選べます。対応する画像のサイズは以下の通りです ※pxとは画像の画素数(解像度)を表す単位。メニューの数は1個から設定できますが最大6個までとなります。ポチコの「予約」と「予約を確認する」機能を設定する場合は2つ分のメニューが必要となります。そのほか設定例としては、自社のホームページ、オンラインストア、各種SNS、クーポン、ショップカード、よくある質問、アクセス、キャンペーン情報、新規登録(新規予約)などが多く使われています。ユーザーを自社のホームページやオンラインストア、公式SNSに誘導するのであれば、各URLも準備しておきましょう。クーポンやショップカードなどのお得な情報を配信するのであれば、事前にLINE公式アカウント上でクーポンやショップカードの作成も必要です。メニューアクションが決まったらそのコンテンツにあった画像を準備します。画像の作成方法は、自分で作成するかデザイナーに依頼するかの2パターンになります。ご自身で画像を作成することが難しいと思っている方でもCanvaのようなデザインツールではリッチメニュー用のテンプレートが用意されているため比較的かんたんに作成することができるでしょう。また、LINE公式アカウント上でもアイコンを使って作成することもできます。アイコンを使った作成方法はリッチメニューの作り方の中で後述しているのでご確認ください。%3Ca%20id%3D%22menu-content04%22%20name%3D%22menu-content04%22%3E%3C%2Fa%3Eリッチメニューの作り方LINE公式アカウントの管理画面にログイン[トークルーム管理]>[リッチメニュー]を選択します。画面右上の「作成」をクリックし、新規作成画面に遷移します。タイトル:管理用のタイトルです。(ユーザーには表示されません)リッチメニューは複数作成できるので、わかりやす特徴や日付を入力しておくと管理しやすいでしょう。表示期間:リッチメニューをLINE公式アカウント上に表示させる期間を設定できます。※設定後、反映までに多少のタイムラグがあるためご注意ください。メニューバーのテキスト:メニューバーに表示される文言の設定欄です。メニューバーの基本設定は、デフォルトで「メニュー」となっていますが、変更も可能です。メニューのデフォルト表示:「表示する」に設定すると、友だちがトーク画面を開いた時にリッチメニューが表示されます。「表示しない」に設定すると、トーク画面を開いた時はメニューバーのみが表示され、メニューバーをタップするとリッチメニューが表示されるようになります。▼メニューバーのプレビューおよび参考テキスト次に、リッチメニューのコンテンツ設定を解説します。テンプレートを選択します。下記ではテンプレート(大)の6分割を選択しています。画像を設定します。ここではテンプレート(大)の6分割に合う画像をアップロードします。次にアクションのタイプをA〜Fの各項目ごとに選択して設定していきます。▼アクションタイプリンク :HPやSNSなどURLが存在するものであれば遷移するリンクを設置できるクーポン :LINEクーポンを表示できる(別途LINE公式アカウント上で作成が必要)テキスト :テキストが送られる。ポチコはこのアクションを利用します。ショップカード:LINEショップカードを表示できる(別途LINE公式アカウント上で作成が必要)設定しない :タップしても何もアクションが起こらない完成図は以下の通りです。リッチメニューの画像は、選択するテンプレートのサイズと構成に合わせた画像を事前に用意してアップロードすることが多いですが簡易的な画像であれば、LINE公式アカウントの管理画面上で作成することも可能です。(PC版のみ)ポチコの予約機能設定時のアクションタイプを説明していきます。『予約するとき』と『予約内容を確認するとき』のリッチメニューを押したときに、以下のテキストが出るよう設定してください。予約を取りたい時のテキスト : [予約を希望]予約を確認したい時のテキスト: [予約を確認]※テキストの前後にある鍵括弧(半角)も必要です。※鍵括弧が相違している場合動作しないため、上記テキストをコピーしてテキスト設定に反映してください。下記のように、テキストが表示されるように設定してください。LINE公式アカウント上での設定が完了したら、ポチコの管理画面でポチコ用のリッチメニューを非表示にする必要があります。▼LINE Official Account Managerの設定後、ポチコ管理画面での設定「各種設定」より「ポチコ用リッチメニュー」を非表示中に変更する。これで、LINE公式アカウントのトーク画面には自前のリッチメニューが表示されます。次に画像の作成方法を解説していきます。画像の「設定」をクリックすると「背景全体の画像をアップロード」・「エリアごとに画像を作成」が表示されるためどちらかを選択します。「背景全体の画像をアップロード」または「エリアごとに画像を作成」を選択します。背景全体の画像を選択してそこにテキストを追加するということもできますが、ここではLINE公式アカウント上でアイコンを使った画像をエリアごとに作成して当てはめていきます。アイコンやテキストを入力したり、背景色を調整するだけでイメージが変わります。テンプレートを変えて、アイコン、テキスト、背景色を調整するだけで以下のような見た目にもできます。シンプルなデザインが好みの場合は是非活用してみてください。また、フリー画像(商用利用可の方が望ましい)と組み合わせてリッチメニューを作成することもできます。▼フリー画像のアイコンとテキスト、背景色と枠線を調整して下記のように作成できたり▼Canvaのリッチメニュー用のテンプレートをつかってみたり(CanvaHPより抜粋)このようにいくらでもオシャレに視認性を高く作ることは可能です。まとめLINE公式アカウントのリッチメニュー活用のメリット、作り方のコツなどを解説しました。リッチメニューは視認性が高いため、デザインをこだわり、ユーザーが必要としている情報を提供していくことで集客や、サービスの利用、認知を促進することができます。管理者側としてもお金をかけず、自由に作り込むことができる機能となっており、いかにユーザーのニーズに合わせたメニュー設定をしていくかが重要なポイントとなります。ひとつ注意することは、営業色が強くなりすぎないようにすることです。少しでもユーザーがいやだなと思ったらLINE公式アカウントはかんたんにブロックされてしまいます。あくまでも大切なのはユーザー目線でどう感じるかです。LINE公式アカウント自体の数が膨大にあるため、いかにそのLINE公式アカウントに価値があり、ユーザーが何を求め、お得感があり、使いやすいかを実感してもらうかで来店や売り上げ増加につながっていきます。ユーザーにも管理者にもwin-winな関係性を目指して作成していきましょう。%3Ca%20id%3D%22menu-content05%22%20name%3D%22menu-content05%22%3E%3C%2Fa%3E不明点ある方は「ポチコサポート」へお問い合わせ今回は、リッチメニューについてご紹介しました。設定方法や、使い方についてのアドバイス、ご不明点がございましたらお気軽に「ポチコサポート」へお問い合わせください。ポチコ運営スタッフがサポートいたします。